About "Style-Lab"

"Style-Lab"は Kuriyama R&D Office(旧、株式会社プレール)が運営するファッショントレンド情報ブログです。最新コレクション情報やマーケット動向、注目ブランド、流行色など、ファッションビジネスに携わる方々に有益な情報をお届けします。

About "Style-Lab"

"Style-Lab"は Kuriyama R&D Office(旧、株式会社プレール)が運営するファッショントレンド情報ブログです。最新コレクション情報やマーケット動向、注目ブランド、流行色など、ファッションビジネスに携わる方々に有益な情報をお届けします。

About "Style-Lab"

"Style-Lab"は Kuriyama R&D Office(旧、株式会社プレール)が運営するファッショントレンド情報ブログです。最新コレクション情報やマーケット動向、注目ブランド、流行色など、ファッションビジネスに携わる方々に有益な情報をお届けします。

About "Style-Lab"

"Style-Lab"は Kuriyama R&D Office(旧、株式会社プレール)が運営するファッショントレンド情報ブログです。最新コレクション情報やマーケット動向、注目ブランド、流行色など、ファッションビジネスに携わる方々に有益な情報をお届けします。

About "Style-Lab"

"Style-Lab"は Kuriyama R&D Office(旧、株式会社プレール)が運営するファッショントレンド情報ブログです。最新コレクション情報やマーケット動向、注目ブランド、流行色など、ファッションビジネスに携わる方々に有益な情報をお届けします。

2014/08/22

【パターントレンド分析/2015SS】リゾートコレクションから見る注目のパターン


当社は15年以上に渡り四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。また消費者の価値観や市場環境の変化など、マーケット分析も実施しています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で鮮度の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。


今回より2015SSのトレンド情報をご紹介します。15年春夏の第一弾は、リゾートコレクションから見るパターントレンドです。


ストライプ

2013SSではマークジェイコブスなど多くのブランドが白×赤、白×黒などのバイカラーで太いストライプを提案し話題となった。

AWシーズンはここ数シーズン英国調トレンドが注目されたこともあり、タータンチェックやグレンチェックなどのチェック柄が中心であったが、2014AWに入るとレジメンタルストライプに代表されるトラディショナルなストライプへの注目が高まっている。

また、2015SSリゾートコレクションでも太いボールドストライプやビーチストライプなどのストライプが登場していることから、15年春夏はこのようなストライプが増加すると考えられる。

出典:Trendstop

※クリックで拡大表示


レトロフラワー

フラワー柄への注目度は継続して高いが、15年春夏はリアルな具象の花柄ではなく、単純化や抽象化されたレトロムードの花モチーフの提案が重要になると考えられる。

また柄の大きさもポイントとなり、小柄ではなく中柄~大柄であることも重要になる。

出典:Trendstop

※クリックで拡大表示


タイダイ&グラデーション

抽象的な柄が注目されることから、タイダイ風のランダムな模様やぼかし染めのグラデーション効果、にじみのテクニックを用いた柄が注目される。

またエスニックムードのトレンドが出現していることも、初夏や夏に向けての活用を後押しする要因になると考えられる。

出典:Trendstop

※クリックで拡大表示


生き物柄

2014AWシーズンは「森」をテーマとした提案が見られた。特にドルチェ&ガッバーナなどの森モチーフ、動物や昆虫が注目された。この傾向は2015SSでも継続すると考えられる。

リゾートコレクションでも猫、猿、白鳥、イルカ、野鳥、フラミンゴ、蝶など色々なモチーフが提案されたことから、重要な柄表現の一つになると考えられる。

出典:Trendstop

※クリックで拡大表示




以上、2015SSのパターントレンド分析でした。

次回のテーマは2015SSカラートレンド分析です。

どうぞお楽しみに。

2014/08/05

【マーケットトレンド分析】二極化社会の到来


当社は15年以上に渡り四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。また消費者の価値観や市場環境の変化など、マーケット分析も実施しています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で鮮度の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。


今回はマーケットトレンドの分析です。到来が予想される二極化社会についてご紹介します。


二極化社会までの経緯

かつて、我が国では一億総中流社会と言われた時代があった。戦後の高度経済成長期、大半の国民が中流意識を持っていた時代である。

1980年代に入ると時代は変わり、バブル経済のもと多くの人々が上昇志向を持つようになった。だが、1991年にバブルが崩壊すると一転して失業率の増加や物価の下落が続き、失われた10年といわれる時代に突入した。

2000年代には実感ない経済回復などと言われたが、この背景には大手企業を中心に収益の社内留保が進んだことが挙げられる。この時代は格差社会の到来とも言われ、富裕層から貧困層まで多層型の社会となった。

その後、2008年のリーマンショック、2011年の大震災で経済は再びデフレに突入し、物価の下落、貧困層の拡大、派遣社員やフリーターの増加が顕著となった。

2012年暮れの政権交代以降は、新政権の経済対策が功を奏し、株価は1万5千円まで上昇、景気回復が現実味を帯びてきた。その一方で、消費税は5%から8%に上がり、2015年10月には10%への増税が予定されている。


二極化社会の到来

当面、業績の回復、所得の増加によって増税に耐えられる生活者と、所得の増加が見込めず増税分が可処分所得の減少に繋がる生活者が生まれることなどから、二極化社会の様相が強まると想定される(下図参照)。

MARC BY MARC JACOBS/出典:Trendstop

※クリックで拡大表示


海外の生産基地での人件費高騰や為替の反動などで、多くの企業は価格にそのコストを上乗せする対策を行いつつあるが、先の理由から「高くてもより良いものを」と願う生活者がいる一方で、「より安くて安全、安心なものを」と願う生活者も少なくなく、このような生活者への対応を真摯に行うことも企業の役割になると言えるだろう。




以上、マーケットトレンド分析「二極化社会の到来」でした。

次回の更新もどうぞお楽しみに。

2014/07/28

【アクセサリー・雑貨トレンド分析/2014AW】14年秋冬、注目のシューズ


当社は15年以上に渡り四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。また消費者の価値観や市場環境の変化など、マーケット分析も実施しています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で鮮度の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。


今回はアクセサリー・雑貨のトレンド分析です。2014年秋冬の注目シューズについて紹介します。


スニーカー

2014SSシーズンのシューズトレンドではサンダルやスニーカーがマストアイテムとして注目された。秋冬シーズンではブーツへの注目度が高まるが、スニーカーも継続して注目されることになると考えられる。

背景にはスポーツトレンドが引き続き注目されることや、2015年に向けて「日常性」に焦点を当てたトレンドの台頭が予想され、そこでもスニーカーの果たす役割が大きいと考えられるためである。

コレクションでもマークバイマークジェイコブスをはじめDKNY、シャネルなどの有力ブランドが展開したことから注目度の高さが伺え、なかでもハイテク系、フューチャー系のテクノスニーカーが拡大すると思われる。

MARC BY MARC JACOBS/出典:Trendstop

※クリックで拡大表示


ブーツ

今シーズンのブーツはサイハイブーツ、ニーハイブーツ、ロングブーツ、ハーフブーツ、ショートブーツ、さらにブーティ、とレングスのバリエーションが豊富に出揃った。

TOMMY HILFIGER/出典:Trendstop

※クリックで拡大表示

ALEXANDER WANG/出典:Trendstop

※クリックで拡大表示

全体的には前年と比較すると、ローヒールやフラットソールなどのメンズライクなブーツが増加傾向にある。

スカートの優勢が続くなか、ミュウミュウ、ルイヴィトン、グッチ、トミーヒルフィガーなど多くの有力ブランドがミニ丈スカートとブーツのコーディネートを行っており、今シーズンもブーツへの注目度は非常に高い。




以上、2014AWのシューズトレンド分析でした。

次回はマーケットのトレンド分析で、到来する二極化社会についてご紹介する予定です。

どうぞお楽しみに。

2014/07/16

【スタイルトレンド分析/2014AW】注目のミリタリーミックスとレトロフューチャー


当社は15年以上に渡り四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。また消費者の価値観や市場環境の変化など、マーケット分析も実施しています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で鮮度の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。


今回はスタイルのトレンド分析です。2014年秋冬の注目スタイル、ミリタリーミックスとレトロフューチャーをご紹介します。


ミリタリーミックス

ヤング市場において、ミリタリーアイテムとその他のテイストのアイテムをミックスしたスタイリングは、毎シーズン提案される定番的スタイリングとも言えるだろう。

今シーズンのミリタリーミックスはコレクションでも多くのブランドによって提案されたが、なかでもプレッピーやレトロスポーツとミックスしたトミーヒルフィガー、ボタニカル柄とのコーディネートでモードミックスな感覚を提案したJクルーはスタイリングの作り方に好感が持てる。

またこの2ブランドは共に日本市場での人気が高いブランドでもあるため注目したい。

TOMMY HILFIGER/出典:Trendstop

※クリックで拡大表示

J.Crew/出典:Trendstop

※クリックで拡大表示


レトロフューチャー

60年代のパテッド入りスキーウェアのようなレトロスポーツアイテムに、フューチャームードのテクノ素材を組み合わせ、なおかつガーリーで可愛らしさも忘れないミュウミュウのスタイルは非常に完成度が高い。

景気が改善されるにつれて未来志向の新しいトレンドが求められることになるかと思われるが、その筆頭ブランドとして、今シーズンのミュウミュウのスタイルが注目される。

Miu Miu/出典:Trendstop

※クリックで拡大表示

Miu Miu/出典:Trendstop

※クリックで拡大表示




以上、2014AWのスタイルトレンド分析でした。

次回は雑貨のトレンド分析で、注目のシューズをご紹介する予定です。

どうぞお楽しみに。

2014/07/08

【アイテムトレンド分析/2014AW】2014年秋冬、ライダースジャケットは継続するか


当社は15年以上に渡り四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。また消費者の価値観や市場環境の変化など、マーケット分析も実施しています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で鮮度の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。


今回はアイテムのトレンド分析です。昨年注目されたライダースジャケットは今年も継続するのでしょうか。


コレクションの動向

昨年のコレクションではテーラードジャケットが減少し、フィリップリムをはじめとした有力ブランドがライダースジャケットを数多く提案したことから、日本市場においてもヤングを中心にライダースジャケットが幅広く店頭展開された。

今シーズンのコレクションでは、グッチなどがライダースジャケットの提案を行ったものの、影響力の強いマークバイマークジェイコブスなどがテーラードジャケットの提案を行ったことから、コレクションの動向からはテーラードジャケットが再び拡大するのではないかと思われた。


GUCCI/出典:Trendstop

※クリックで拡大表示

MARC BY MARC JACOBS/出典:Trendstop

※クリックで拡大表示

rag & bone/出典:Trendstop

※クリックで拡大表示


2014AWのライダースジャケット

一方、コレクションだけでなく日本市場に目を移してみると、春夏シーズンはジージャン+ハイウエストボトムのコーディネートが注目されており、クロップド丈のトップスの需要は秋冬も継続すると考えられる。

このようなスタイルを秋冬で演出するための手段としては、テーラードジャケットよりもライダースジャケットの方が適しており、再びライダースジャケットが活用される可能性も高いと思われる。

実際、国内のヤング系ブランドの展示会ではライダースジャケットが多く展示されており、同じライダースジャケットでも昨年とはスタイルの作り方が変わることで今シーズンもヒットする可能性は十分にあり、秋の注目アイテムとしてチェックしたい。




以上、「2014年秋冬、ライダースジャケットは継続するか」でした。

次回はスタイルのトレンド分析をご紹介する予定です。

どうぞお楽しみに。