今回はアイテムのトレンド分析です。昨年注目されたライダースジャケットは今年も継続するのでしょうか。
昨年のコレクションではテーラードジャケットが減少し、フィリップリムをはじめとした有力ブランドがライダースジャケットを数多く提案したことから、日本市場においてもヤングを中心にライダースジャケットが幅広く店頭展開された。
今シーズンのコレクションでは、グッチなどがライダースジャケットの提案を行ったものの、影響力の強いマークバイマークジェイコブスなどがテーラードジャケットの提案を行ったことから、コレクションの動向からはテーラードジャケットが再び拡大するのではないかと思われた。
GUCCI/出典:Trendstop
※クリックで拡大表示
MARC BY MARC JACOBS/出典:Trendstop
※クリックで拡大表示
rag & bone/出典:Trendstop
※クリックで拡大表示
一方、コレクションだけでなく日本市場に目を移してみると、春夏シーズンはジージャン+ハイウエストボトムのコーディネートが注目されており、クロップド丈のトップスの需要は秋冬も継続すると考えられる。
このようなスタイルを秋冬で演出するための手段としては、テーラードジャケットよりもライダースジャケットの方が適しており、再びライダースジャケットが活用される可能性も高いと思われる。
実際、国内のヤング系ブランドの展示会ではライダースジャケットが多く展示されており、同じライダースジャケットでも昨年とはスタイルの作り方が変わることで今シーズンもヒットする可能性は十分にあり、秋の注目アイテムとしてチェックしたい。
以上、「2014年秋冬、ライダースジャケットは継続するか」でした。
次回はスタイルのトレンド分析をご紹介する予定です。
どうぞお楽しみに。
Tweet |
|