当社は約20年に渡り四大コレクションを始めとした各種ファッショントレンドを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。また消費者の価値観や市場環境の変化など、マーケット分析も実施しています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で鮮度の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は
当社ホームページよりお問い合わせ下さい。
引き続き2018SS、リゾートコレクションのレディース分析結果をご紹介します。今回のテーマは2018SSシーズンの注目素材・柄です。
(その他の2018SS情報は
こちら)
素材総括
▼共通するキーワード
・軽量なシアー素材
・程良いカジュアル感のある天然素材
・なめらかな表面と光沢感
・オーセンティックなエレガント素材
注目素材1:レース
継続トレンドながら今シーズンも多彩なバリエーションで出現率が高かった。やや厚みのある凹凸感のくっきりとしたギュピールレースやケミカルレース、シアー感の強いチュールレースやリバーレース、コットンベースのアイレットレースなどが目立った。
出典:Trendstop
※画像クリックで拡大表示
注目素材2:デニム
全体的にはエレガントなスタイルが主流となったが、デニムを用いたアイテムはアウターからドレス、ボトムスまで幅広く見られた。ウォッシュ感のあるライトカラーが目立ったが、
しなやかさのある濃色も見られた。無地の他、刺繍やアップリケ、プリントで装飾を施したものも多かった。
出典:Trendstop
※画像クリックで拡大表示
注目素材3:シフォン
シーズンを問わず根強く継続中。シアー感の強い薄手が主流。無地の他、マルチカラー配色のプリントシフォンも多く見られた。
出典:Trendstop
※画像クリックで拡大表示
柄総括
▼共通するキーワード
・ベーシック&オーセンティックな柄
・マルチカラー配色
・動植物モチーフ
・小柄~中柄
注目柄1:ストライプ
シーズンを問わず継続中だが、今シーズンも非常に出現率が高かった。マニッシュなピンストライプ系は減少し、オプティミスティックなムードやクリーンなムードが目立った。線幅の太い等幅のボールドストライプやマルチカラー配色、レジメンタル、線幅やピッチに変化のあるコンビネーション、線幅もピッチも狭いストライプなど。
出典:Trendstop
※画像クリックで拡大表示
注目柄2:チェック
ストライプ同様、シーズンレスに継続中。大柄が減少し、小柄~中柄が主流に。ギンガム、ブロック、マニッシュなグレンチェック、太い線と細い線の組み合わさったオーバーチェック、マルチカラー配色、ウインドーペン、モノトーン配色など。
出典:Trendstop
※画像クリックで拡大表示
注目柄3:フラワー
今シーズンもバリエーションが多彩に見られた。柄行きは小花~中花が主流。コントラスト配色、マルチカラー配色、ブラックカラーベース、転写、小花柄、バイカラー配色など。
出典:Trendstop
※画像クリックで拡大表示
以上、2018SSのレディース注目素材・柄でした。
次回も同じくリゾートコレクションより、2018SSレディースのアウター・トップストレンド情報をご紹介する予定です。
どうぞお楽しみに。