引き続き4大コレクションの分析結果をご紹介します。今回のテーマは2017SSシーズンの注目カラーです。
(その他の2017SS情報はこちら)
ここ数年シーズンレスに継続していたパステルカラーに代わり、発色の良い鮮やかなカラーが多彩に見られた。レッドやピンクの暖色系が優勢。オレンジ、ライム、レモンなど柑橘系カラーも目立った。また、それほど多くはないものの、久々にネオンカラーも登場した。
出典:Trendstop
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ブライトカラーの台頭に対抗するように、くすみやにごりのあるムーディーなトーンにもバリエーションが見られた。明度や彩度はそれほど低くなく、微細な灰味や混色などニュアンスのあるカラーが主流。パステルカラーにもスモーキーなトーンが目立った。
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スタイルの要素としてはフューチャリスティックなムードは弱かったものの、16秋冬に引き続きメタリックカラーの出現率が高かった。秋冬に比べ軽量な素材や流麗感のある素材との組み合わせが目立ち、カジュアルなムードが強調された。
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女性らしい華やかさやセクシーさを表現したムードが広がった。
・黄味がかったバーミリオン(=朱赤)
・発色の良いカーマインやチェリー
・深みのあるやや暗いスマック(=うるし)
・黄味がかった深みのあるアフリカンレッド
・その他、スカーレット / トマトレッド / ローズ など
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淡くソフトなトーンから目の覚めるような鮮やかなトーンまで、様々なバリエーションで甘さやオプティミスティックなムードを演出した。
・淡くソフトなベビーピンク
・やや紫味がかったポップなバブルガム
・オレンジ味がかったピーチやサーモン
・くすみのあるサンドピンク
・鮮やかなエレクトリックピンク
・その他、コーラル / オールドローズ / マゼンタ など
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春夏らしい明るさに溢れた柑橘系カラーが目立った。フォークロアやエキゾチックなムードよりも、オプティミスティックでエネルギッシュなムードが強く感じられた。
・ソフトなクリームイエロー
・やや緑味がかったライムイエロー
・人工的なムードのエレクトリックイエロー
・鮮やかなアトミックオレンジ
・明るさと深みのあるバーントオレンジ
・その他、バナナイエロー / マリーゴールド / マスタード など
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以上、2017SSのレディース注目カラーでした。
次回は同じく4大コレクションから、2017SSレディースの素材トレンド情報をご紹介する予定です。
どうぞお楽しみに。
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