当社は15年以上に渡り四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。また消費者の価値観や市場環境の変化など、マーケット分析も実施しています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で鮮度の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は
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引き続き4大コレクションの分析結果です。今回は16春夏におけるレディースのパターン・柄トレンドをご紹介します。
(その他の2016SS情報は
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注目パターン1:ストライプ
15春夏~秋冬に引き続き、ストライプ柄のバリエーションと出現率が非常に目立った。
トラッドなムードの細いラインからカラーブロックに近い極太のラインまで幅広く登場。
15秋冬に比べシンプルな使い方が主流となり、明快な力強さやクリーン&シャープなムードが訴求された。
▼ストライプ/マルチカラー
エスニックなムードやレトロモダンなテイストを背景とした多色使いのストライプ柄のバリエーション。
幅の異なるラインを組み合わせている点も特徴的。
また、ブラックやダークカラーを取り入れ全体を調和している。
出典:Trendstop
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▼ストライプ/マニッシュ
メンズテーラリングの要素を取り入れたテイストミックスやクリーンなムードの演出に使われた。
ブラックやネイビー、グレーをベースとしたピンストライプやチョークストライプ、メンズのパジャマやシャツを彷彿とさせるグループストライプ、ホワイト×ライトブルーの細かいストライプなど。
出典:Trendstop
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注目パターン2:ネイチャー
スタイリングのテーマとしてはネイチャームードはそれほど目立たなかったが、柄のモチーフとしては自然と結びついたものが多く見られた。
70’sロマンティックの要素が継続し、フラワー&ボタニカル柄のバリエーションが多彩に見られた他、生き物をモチーフにした独創的な柄が登場した。
▼ネイチャー/フラワー
久々に小花柄が本格的に復活。特に様々な小花柄をパッチワークでミックスした使い方が新鮮だった。
全体的には依然として中~大柄が主流。
ピクセル画風にデジタル加工された柄や、ストロングトーンカラーやダークカラーをベースとしたカラーコントラストの効いた柄など。
出典:Trendstop
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▼ネイチャー/生物
15秋冬に比べ動物の具象柄は減少したが、南国調の鳥や海の生物をモチーフにした柄のバリエーションが見られた。
ブラックをベースにコントラストを効かせた配色のパイナップルや鳥、幾何学モチーフを並べた柄、トロピカルムードの鳥&ボタニカル柄、イソギンチャクや魚、ヒトデ、タコなどをモチーフにした柄など。
出典:Trendstop
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以上、2016SSのレディース注目パターン・柄でした。
次回も同じく4大コレクション分析より、レディースの注目アイテム(トップス)をご紹介したいと思います。
どうぞお楽しみに。