引き続き2017AW、4大コレクションのレディース分析結果をご紹介します。今回のテーマは2017AWシーズンの注目素材および柄です。
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毛足の長いファーよりも刈り毛タイプのふわふわモコモコとした質感が主流に。リアルファーのみならず、フェイクファーも増加傾向。一部には巻き毛のカルガンラムも見られた。カラフルな色使いやインターシャやインレイを用いた柄表現も目立った。また、シープスキンを主流としたシアリングファーも非常に多かった。
出典:Trendstop
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16秋冬に引き続き、ベルベットの出現率が非常に高かった。無地だけでなく、プリントやオパール加工で柄を描いたものも見られた。ベルベットに加え、ストレッチ性のあるベロアや毛足の短い別珍といった類似性のある素材にも増加傾向が見られた。
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クラシカルなムードやマスキュリンなメンズテーラリングの要素が拡大。アウター、スーツ、ボトムスを中心に使われた。ブラウン、グレー、ブラックなどのベーシックカラーが多く、ヘリンボーン、チェック、ソルト&ペッパーなどが見られた。
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注目度の高いチェックの中でも、ガンクラブ、グレン、ハウンドトゥースなど、クラシカルな英国調やマスキュリンなテーラリングのムードを強く感じさせるオーセンティックなチェックが最も多く見られた。ベージュやブラウン系のトーン・オン・トーン配色やモノトーン配色が主流。
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花だけでなく葉や茎の存在感が大きな植物柄のバリエーション。マルチカラー配色のオリエンタル調や植物図鑑風の絵柄、モノトーン配色のシャドー柄、アクセントカラーを効かせたブラック配色など。
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UFOや惑星、宇宙飛行士などをモチーフにしたファンタジー調の柄が新出。フラワーモチーフとの組み合わせやブラックベースなどが特徴的。
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以上、2017AWのレディース注目素材・柄でした。
次回は同じく4大コレクションから、2017AWレディースのアウタートレンド情報をご紹介する予定です。
どうぞお楽しみに。