About "Style-Lab"

"Style-Lab"は Kuriyama R&D Office(旧、株式会社プレール)が運営するファッショントレンド情報ブログです。最新コレクション情報やマーケット動向、注目ブランド、流行色など、ファッションビジネスに携わる方々に有益な情報をお届けします。

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2016/11/18

【アイテムトレンド/2016AWレディース】16年秋冬におけるレディース注目アウター(4大コレクション分析)


当社は15年以上に渡り四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。また消費者の価値観や市場環境の変化など、マーケット分析も実施しています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で鮮度の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。


引き続き4大コレクションの分析結果から、2016年秋冬のアイテムトレンド情報をご紹介します。今回は2016AWシーズンの注目アウターです。
(その他の2016AW情報はこちら


コート全体傾向

膝丈~ミディ丈のボクシーシルエットやウエストをベルトで絞ったスタイリングが多く見られた。縮絨をかけたフラットウールやソフトな風合いの微起毛ウールが主流だが、ファーやレザーなどシーズンレスに登場しているラグジュアリーな素材感も引き続き目立つ。また、防寒性の高いパフィコートの増加が顕著だった。

▼注目コート1:チェック柄ウールコート
16プレフォールからすでにトレンドに浮上していたが、最もバリエーションが多彩に見られた。タッキーなムードでインナーにも柄物を合わせたパターン・オン・パターンの着こなしが目立つ。レザーベルトや共ベルトでウエストを絞ったスタイルや、テーラードカラーのAラインが多かった。

出典:Trendstop

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▼注目コート2:ミリタリーコート
15秋冬にも見られたクラシックミリタリーを背景としたオフィサーコートのバリエーションが非常に多く見られた。メルトンやローデンクロス、ネイビー、カーキ、メタルボタンなど、ミリタリーウェアの王道的な要素が明解に取り入れられている。ミディ丈~ロング丈が主流。

出典:Trendstop

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ジャケット&ブルゾン全体傾向

16春夏からの流れを継承し、15秋冬に比べるとカジュアル&ユーティリティの要素が際立っていた。デザイン自体はスタンダードなものが多いが、柄や素材感でベーシックなムードを払拭している。

▼注目ジャケット1:テーラードジャケット
今シーズンはベーシックなデザイン×柄生地の組み合わせが多かった。花柄やストライプ柄のジャカードやチェック柄ウール等のほか、オーセンティックなネイビーやブラックのジャケットを折衷スタイルに取り入れたり、配色トリミングやエンブレムの付いたスクールブレザーが登場した。

出典:Trendstop

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▼注目ジャケット2:レザー&バイカーズジャケット
ストリートカジュアルの要素が強く見られた。15秋冬~16春夏に引き続き、バイカーズジャケットのバリエーションが非常に多い。キルティングレザーやパテントレザーのGジャン型、ワッペン装飾のブラックレザーバイカーズ、アニマル柄ファーを襟にあしらったカラーレザーのバイカーズなど。

出典:Trendstop

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▼注目ジャケット3:ミリタリージャケット
コート同様、ジャケットにもクラシックミリタリーの影響が色濃く見られた。ネイビーやカーキ、モノトーンが目立った他、グログランリボンの装飾やコード刺繍、メタルボタンなどが特徴的。一方、よりリアル&カジュアルにユーティリティムードを表現したシンプルなデザインも見られた。

出典:Trendstop

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以上、2016AWのレディース注目アウターでした。

次回は同じく4大コレクションから、2016AWレディースのワンピーストレンド情報をご紹介する予定です。

どうぞお楽しみに。

2016/11/10

【柄トレンド/2016AWレディース】16年秋冬におけるレディース注目パターン・柄Vol.2(4大コレクション分析)


当社は15年以上に渡り四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。また消費者の価値観や市場環境の変化など、マーケット分析も実施しています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で鮮度の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。


引き続き4大コレクションの分析結果から、2016年秋冬のレディーストレンド情報をご紹介します。
今回は2016AWシーズンの注目パターン・柄Vol.2です。
(その他の2016AW情報はこちら


注目パターン・柄1:アニマル(模様)

毛足の短いファーやジャカードに見られた。継続トレンドだがタッキーなムードの折衷スタイルには欠かせないインパクトのある柄。

レオパードの他、チーター、ジャガー、タイガーなどのバリエーションが豊富だった。

出典:Trendstop

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注目パターン・柄2:アニマル(具象)

斑点模様のみならず、今シーズンは動物や鳥の具象柄が多く見られた。

イラスト柄の他、シルエットと斑点を組み合わせた柄も見られた。

出典:Trendstop

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注目パターン・柄3:ドット&サークル

モダンなムードのモノトーン配色や大小を組み合わせたパッチワーク、シャーリングで歪ませたスタンダードなポルカドット、パールのイラストで表現されたドットなど。

出典:Trendstop

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注目パターン・柄4:ポップ

ミスマッチ感覚で取り入れるキッチュ&ポップな柄のバリエーション。星やハートのモチーフが目立った他、アニメのキャラクター風動物柄など。大胆な配色もポイント。

出典:Trendstop

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注目パターン・柄5:ジオメトリック

20~30’sのバウハウスや60~70’sのサイケデリックなオプアートを彷彿とさせるインパクトの強い幾何学柄のバリエーションが見られた。

モノトーン配色や円、四角、矢羽根模様、マルチカラー配色など。

出典:Trendstop

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以上、2016AWのレディース注目パターン・柄Vol.2でした。

次回は同じく4大コレクションから、2016AWのレディースアウタートレンド情報をご紹介する予定です。

どうぞお楽しみに。

2016/11/04

【柄トレンド/2016AWレディース】16年秋冬におけるレディース注目パターン・柄Vol.1(4大コレクション分析)


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引き続き4大コレクションの分析結果から、2016年秋冬のレディーストレンド情報をご紹介します。
今回は2016AWシーズンの注目パターン・柄Vol.1です。
(その他の2016AW情報はこちら


注目パターン・柄1:チェック

15秋冬にも見られたメンズテーラリングや英国調を背景としたトラッドなムードのチェックが継続。

さらに、90’sトレンドのリバイバルを背景としたストリートカジュアルと結びついたチェック柄の広がりも見られた。また、マルチカラー配色や大きな柄ゆきも目立った。

▼ブロックチェック
90’sトレンドのグランジテイストを背景に、アクセントカラー×ブラックのバッファローチェックが目立った。また、ダークトーンやトーナル配色のブロックチェックが見られた。

出典:Trendstop

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▼マルチカラー/ビッグスケールチェック
スタンダードな柄をマルチカラー配色でモダンにアレンジしたり、大きく引き伸してトラッドなムードを払拭する柄表現が見られた。柄がにじんで見えるオンブレー効果や起毛加工、コントラストを効かせたアクセントラインの入った柄も目立った。

出典:Trendstop

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注目パターン・柄2:ストライプ

15秋冬~16春夏に引き続き、様々なアイテムに登場。色数を抑えたシンプルな柄表現が主流に。

16春夏に多かったボールドストライプに代わり、ピッチの狭い柄が目立った。マスキュリンなムードやクリーンなムードが多く見られたが、デカダントなムードやプレッピー調の柄も登場した。

▼ペンシル/ピン/チョークストライプ
16春夏にも見られたメンズテーラリング風のネイビーやグレーをベースにした細い白線ストライプのバリエーションが拡大した。スーツやパンツが主流だが、ドレスにも使われマスキュリンなムードを演出した。

出典:Trendstop

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▼ダークカラー/モノトーンストライプ
16春夏に目立ったホワイト配色のマリンストライプに代わり、今シーズンはブラックやダークカラーを使ったバイカラーストライプが多かった他、シアトリカルなムードのモノトーン配色も見られた。

出典:Trendstop

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注目パターン・柄3:フラワー

ダークロマンティックやシュールレアリズムの影響が目立った一方、正統派ロマンティックや可憐なフェミニンムードを反映した柄ゆきも多かった。

単純化されたモチーフも一部には見られたが、全体的には写実的に描かれた柄ゆきが主流。

▼絵画タッチ&大柄フラワー
大きなキャンバスに大胆に描かれた絵画風のような、写実的な絵柄のパネルプリントが見られた。また、大きな柄ゆきも多く、転写のようなリアルタッチのバラやブーケのような多種類の花々を描いたインパクトの大きなフラワー柄も多かった。

出典:Trendstop

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▼小花柄
16春夏に復活傾向が見られた小花柄がさらに拡大。花で埋めつくされた余白の少ない柄表現が目立った。ダークカラーベースのマルチカラー配色やシックなモノトーン配色など。

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以上、2016AWのレディース注目パターン・柄Vol.1でした。

次回は同じく4大コレクションから、2016AWのレディース柄トレンド情報Vol.2をご紹介する予定です。

どうぞお楽しみに。

2016/10/31

【素材トレンド/2016AWレディース】16年秋冬におけるレディース注目素材Vol.2(4大コレクション分析)


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今回は2016AWシーズンの注目素材Vol.2です。
(その他の2016AW情報はこちら


注目素材1:デニム

16春夏に引き続き、様々なアイテムにデニムが登場。カジュアルなスタイルだけでなく、フェミニンなスタイルにも取り入れられた。

濃いインディゴからブリーチ加工、ストーンウォッシュなど多彩なバリエーションが見られ、ブルー系のみならずブラックやペールカラーも登場。

出典:Trendstop

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注目素材2:キルティング

15秋冬に比べアウターへの起用が拡大し、デザイン性に実用的な防寒性が備わった印象。

ユーティリティウェア風のアイテムとの組み合わせも目立った。シンプルなステッチワークが主流。

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注目素材3:シフォン

薄手素材のバリエーションはそれほど多くなかったものの、ロマンティック&フェミニンなムードの継続を背景にシフォンはドレスやブラウスを中心に見られた。

フリルやギャザー、プリーツなどフェミニンなディテールとの組み合わせもポイント。

出典:Trendstop

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注目素材4:フラットウール

クラシックミリタリーやマスキュリンなムードの継続を背景に、縮絨ウールのメルトンやローデンクロスがアウターやセットアップを中心に非常に多く見られた。 
(※ローデンクロス=チロル地方に産する厚地の紡毛織物)

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注目素材5:ヘアリーウール

アウターやセットアップを中心に登場。

モヘア、モッサ、シャギーなど程良い起毛感でベーシックデザインにソフトなぬくもり感をプラスしたり、チェック柄にオンブレー効果をプラスしたり。

出典:Trendstop

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以上、2016AWのレディース注目素材Vol.2でした。

次回は同じく4大コレクションから、2016AWのレディース柄トレンド情報Vol.1をご紹介する予定です。

どうぞお楽しみに。

2016/10/21

【素材トレンド/2016AWレディース】16年秋冬におけるレディース注目素材Vol.1(4大コレクション分析)


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今回は2016AWシーズンの注目素材Vol.1です。
(その他の2016AW情報はこちら


注目素材1:パテントレザー

人工的で強烈な光沢感やストリートカジュアルに活躍するタフ&ハードなムード、70’sヴィンテージを彷彿とさせるタッキーなムードなどがポイント。

アウターやスキニーパンツが特に多かったが、その他にもドレスやスカートなど、フェミニンなアイテムにも使われた。リンクル加工やボンディング加工も見られた。

出典:Trendstop

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注目素材2:レース

ここ数年シーズンレスに継続中。今シーズンもロマンティックなムードが継続し、多彩なバリエーションが見られたが、主流となったのは繊細な質感でシアー感の強いリバーレースやチュールレースなど。

その他、ルーレックス糸を使ったメタリックレースや重厚感のあるギュピールレースなど。

出典:Trendstop

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注目素材3:ベルベット&ベロア

15秋冬同様、70’sムードの名残やヒストリカルなロマンティックムードを背景に、スーツやドレス、ボトムスを中心に見られた。

ラグジュアリーな素材感をカジュアルなエレガンスに取り入れる傾向が強まり、クラッシュ加工やストレッチ性の付加、カラーバリエーションの多彩さが目立った。

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注目素材4:サテン

15秋冬~16春夏に引き続き、今シーズンもドレスやトップスを中心に見られた。

重厚感のあるシルクサテンが主流となったが、デザインや着こなしにはカジュアル&スポーティなムードが取り入れられた。リンクル(しわ)やプリーツなどの加工も見られた。

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注目素材5:メタリック

16春夏に見られたテクノタッチの素材がさらに拡大。メタリックな輝きをもつ様々な加工やルーレックス糸を用いた織り地が多く見られた。

ガラスコーティング風のぬめりのあるメタリックレザーや箔プリントを施したレザー、ルーレックス糸の交織やラメプリントなど。

出典:Trendstop

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以上、2016AWのレディース注目素材Vol.1でした。

次回は同じく4大コレクションから、2016AWのレディース素材トレンド情報Vol.2をご紹介する予定です。

どうぞお楽しみに。