引き続きリゾートコレクションの分析結果をもとにした、2020SSのレディーストレンド情報をご紹介します。今回のテーマは2020SSシーズンの注目アウター(コート、ジャケット)です。
(その他の2020SSトレンド情報はこちら)
これまでのリゾートシーズンに比べ、紡毛や圧縮ウール素材のコートの出現率が高かった。デザインはトレンチやテーラードカラーなど、メンズテーラリングの要素をベースにしたアレンジが主流だった。
ベーシックなトレンチ型のミディ丈が主流。グロッシーな表面加工、滑らかなスムースレザー、ヌバックやスエード、エンボス加工のパテントなど。カラーはブラックやベージュ、ブラウンといったベーシックカラーの他、ピンク、レッド、イエローなどの色展開が見られた。
出典:Trendstop
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ミディ丈が主流。ギャバジンなどの高密度コットン、ベージュカラーといったオーソドックスなトレンチをベースにした様々なアレンジが見られた。素材や柄のブロッキングが目立った他、チェック柄も多く見られた。
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膝周辺丈が主流。秋冬シーズンを思わせる紡毛&圧縮ウールが目立った。すっきりとしたボクシーラインのチェスターの他、フェミニンなAラインシルエットが多かった。80年代調のビッグショルダーやマスキュリンなミリタリー調も見られた。
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カジュアルなジャケットを取り入れる折衷スタイルが主流だが、出現率はかっちりとしたテーラードジャケットが最も高かった。装飾性をアクセントにしたデザインや、70~80年代調が目立った。
コンパクトなシルエットとメンズライクなボクシーシルエットが主流。八分丈程度の短い袖やロールアップした着こなしで、インナーの長袖とのレイヤードが見られた。また、ミニ丈ドレスやショートパンツとの組み合わせが若々しいフェミニンさを演出。チェック柄や鮮やかなビビッドカラーも多く見られた。
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ヴィンテージ調が主流。ブラウン系や落ち着いたトーンのジュエルカラーが目立った。ジップアップのブルゾンや、コンパクトシルエットのミリタリー調、ワークジャケット風のデザインなど。
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高密度コットンをベースに、装飾性を付加したデザインが目立った。ややオーバーサイズが主流。ミリタリー×ウエスタンの折衷デザインや、かっちりとしたミリタリーユニフォーム風デザインのカラーアレンジも見られた。
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以上、2020SSのレディース注目アウターでした。
次回も同じくリゾートコレクションより、2020SSレディースのワンピース・ニットトレンド情報をご紹介する予定です。
どうぞお楽しみに。
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