2018/10/01

【アイテムトレンド/2018AWレディース】18年秋冬におけるレディース注目アウター・ニット(4大コレクション分析)


当社は約20年に渡り四大コレクションを始めとした各種ファッショントレンドを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。また消費者の価値観や市場環境の変化など、マーケット分析も実施しています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で鮮度の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。

長らく更新が滞ってしまいましたが、引き続き4大コレクションの分析結果をもとにした、2018AWのレディーストレンド情報をご紹介します。今回のテーマは2018AWシーズンの注目アウター・ニットです。
(その他の2018AWトレンド情報はこちら


コート総括

大きな傾向は17秋冬とそれほど変わらず、マスキュリンなテーラリングの要素やミッドセンチュリー調のヴィンテージテイストが目立ったが、オーバーサイズの再浮上やユーティリティ&スポーティなムードの高まりもあり、程良いカジュアル感や軽量で防寒に優れた実用性がさらに重視された。

▼テーラードカラー
ダブルブレストが主流。ボクシーシルエットのマスキュリンなチェスターコートも見られたが、トレンドとしては程良いオーバーサイズやウエストをマークしたスタイリング、デザインのほうが鮮度が高い。ピークドラペル、シープスキン風のウール生地×ボア素材、ベルテッド、ドロップショルダーなど。

出典:Trendstop

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▼チェック柄ウール
マスキュリンな英国調チェックの他、17秋冬にも見られた大柄チェックなどミッドセンチュリー調のヴィンテージテイストが目立った。ドロップショルダー×ボリュームスリーブ、ファー襟、60年代風トラペーズライン、ラグランスリーブ&レザー襟など。

出典:Trendstop

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ジャケット&ブルゾン総括

最も出現率が高かったテーラードジャケット以外は、ユーティリティテイストやカジュアルなムードが強かった。ベーシックなデザインやフェミニンなアイテムがコンサバになり過ぎないよう、羽織りアイテムでさりげない折衷スタイリングを取り入れるテクニックがポイント。

▼テーラード
スタンダード&マスキュリンなかっちりとしたデザインをベースに、襟のデザインをアレンジしたり、アクセントカラーを取り入れたりといったバリエーションが見られた。上襟に重なるピークドラペル、狭くシャープなラペル&カラー、オレンジ、ピンク、チェック柄やストライプ柄など。

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▼パフィ
17秋冬に引き続き増加傾向が見られた。ドロップショルダーの丸みを帯びたシルエットが目立った。ドローストリング&フーデッドのスポーティなデザイン、革張りソファを思わせるふっくらとしたボリューム×ボタン留め、スカーフ柄の中綿×ライダース型、袖をファーで切り替えたユーティリティジャケットなど。

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ニット総括

さりげないオーバーサイズやチュニック風の長めの丈が増加。ミドルゲージからローゲージを主流に、リラックスムードやほっこりとしたぬくもり感のあるスタイルが目立った。色柄の重要度は引き続き高く、グラフィカルなアレンジが多彩に見られた。

▼フェアアイル
17秋冬に多かった求心柄のノルディックニットは少数派に留まり、柄ボーダー風の全面模様編みが主流となった。ノスタルジックなムードのフェアアイルを配色やデジタルタッチの柄行きでモダンにアレンジする手法が目立った。また、ロゴなどタイポグラフィの装飾も見られた。

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▼アラン
素朴なムードのケーブル編みニットのバリエーションが見られた。クルーネックやハイネックが主流。ニットで作られた大きなワッペンや、ゼッケンのように絵画をプリントした布をあしらいアクセントにしたり、編み地変化やカラーブロックを組み合わせたりといったアレンジが見られた。

出典:Trendstop

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以上、2018AWのレディース注目アウター・ニットでした。

次回も同じく4大コレクションより、2018AWレディースのアイテムトレンド情報(トップス・ボトムス)をご紹介する予定です。

どうぞお楽しみに。

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