About "Style-Lab"

"Style-Lab"は Kuriyama R&D Office(旧、株式会社プレール)が運営するファッショントレンド情報ブログです。最新コレクション情報やマーケット動向、注目ブランド、流行色など、ファッションビジネスに携わる方々に有益な情報をお届けします。

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2014/11/26

【カラートレンド分析/2015SS】15年春夏における注目カラー・流行色


当社は15年以上に渡り四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。また消費者の価値観や市場環境の変化など、マーケット分析も実施しています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で鮮度の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。


今回はカラートレンド分析です。先日終了した2015SSコレクションの動向をベースに、15年春夏のカラートレンドをご紹介します。


スモーキーパステル

2014AWシーズンでも注目色となったスモーキーパステルカラーが2015SSも継続して登場。

ピンク系やブルー系を中心に展開された。

M出典:Trendstop

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ペールトーン

また、爽やかでクリーンなイメージのペールトーンカラーも登場。

前述のスモーキーパステルカラーとこのペールトーンカラーが市場の主役になると考えられる。

出典:Trendstop

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アースカラー

今回のコレクションでは70年代トレンドが注目されたが、その中で、ナチュラルでフォークロアムードを演出するカラーとしてアースカラーが数多く登場した。

スウェード素材での活用も多く重要なカラーになると考えられる。

出典:Trendstop

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オリーブ・カーキ

ミリタリーテイストも継続されることから、オリーブグリーンやカーキといったカラーも2014年に続いて注目度の高いカラーとなる。

出典:Trendstop

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ベージュ・スキンカラー

2015SSシーズンでは、大人フェミニンでニュートラルなムードの台頭が見受けられることから、スキンベージュやヌードベージュなどの上品なカラーへの注目も高まる。

出典:Trendstop

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ライラック・ラベンダー

ジェネラルカラートレンド情報からも紫系カラーへの注目度が高まっていたが、コレクションでもライラックやラベンダーといったカラーが注目色として浮上した。

またFENDIはオーキッド(蘭)の花をモチーフとして使用。ピンクに変わる春の注目色として、商品だけでなくプロモーションなどでも活用できるカラーになると考えられる。

出典:Trendstop

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以上、2015SSのトレンドカラー・流行色分析でした。

次回は2015SSの注目素材をご紹介したいと思います。

どうぞお楽しみに。

2014/11/20

【マーケットトレンド分析】20代のファッショントレンド離れ


当社は15年以上に渡り四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。また消費者の価値観や市場環境の変化など、マーケット分析も実施しています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で鮮度の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。


今回はマーケットトレンド分析で、20代のファッショントレンド離れについてご紹介します。


下がり続ける若者のトレンドへの関心

図は、博報堂によるファッショントレンド動向への関心についての調査における20代の傾向であり、「ファッションの動向に敏感なほうだ」という回答が2008年以降、顕著に下落していることが分かる。


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若者のトレンド離れは、20代前半をメインターゲットとしたヤング、ヤングキャリア系ブランドで、特にトレンド性の高いブランドへの影響が高く、苦戦に繋がるといった状況が発生していると思われる。


20代以外もトレンド離れへ

直近では20代だけでなく全体の傾向としても「トレンドを追従せず普通を極める」という趣旨の「ノームコア」が注目されるなど、トレンドに対する考え方の潮流が変わってきているように見受けられる。

また、経済状況もこの流れに影響を与えると思われる。政府による景気対策が続けられているが、まだ消費者にはその効果が実感できていない。

この先、経済状況がさらに改善されなければ、消費者マインドの中で脱トレンド、脱ファッションの勢いが加速することになり兼ねない。




以上、マーケットトレンド分析「20代のファッショントレンド離れ」でした。

次回の更新もどうぞお楽しみに。