今回はマーケットトレンド分析で、父親に対する娘の印象の変化をご紹介します。
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図はM1・F1総研による、父親と同居する15~28歳の女性1200名を対象とした、父親に対する気持ちに関するアンケートの結果である。
この中で「お父さんが好き」「やや好き」と考えている女性は75%に達している。昔は父親を嫌う娘が多いという話題もよく聞かれたが、時代は変わり、多くの若い女性は父親に対してむしろ好感をもって接していることが分かる。
その背景の一つとして、震災や不況の影響で家族の絆が高まったということも考えられるが、今どきの父親は若々しく、センスが良くなったと思われることもその要因として大きいのではないだろうか。
父親とドライブに行きたいかという質問に対しても「行きたい」「やや行きたい」と答えている女性が6割を超えており、図にはないが高校生では7割に達している。
またドライブでどこに行きたいか質問では、2位を大きく引き離して「郊外の大型店舗(ショッピングモールなど)」が50%で1位となっている。
これは一緒にショッピングに行くことで洋服を買ってもらえるという期待も含まれているかもしれないが、それでも予想外に高い結果ではないだろうか。
今後の郊外型ショッピングセンターのMDやサービスを考える上で、母娘の親子だけでなく、父娘で来店する親子をターゲットとしてみるのも面白いかもしれない。
以上、マーケットトレンド分析「父親に対する娘の印象の変化」でした。
次回もマーケットトレンドをご紹介する予定です。
どうぞお楽しみに。
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