当社は約30年に渡り四大コレクションを始めとした各種ファッショントレンドを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。また消費者の価値観や市場環境の変化など、マーケット分析も実施しています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で鮮度の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は
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引き続きプレフォールコレクションの分析結果をもとにした、2020AWのレディーストレンド情報をご紹介します。今回のテーマは2020AWシーズンの注目ワンピース・ニットです。
(その他の2020AWトレンド情報は
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ワンピース総括
出現率の高さではミディ丈が優勢だが、マイクロミニ丈の増加が顕著に見られた。フレアシルエットやギャザー、フリル&ラッフルなど、クラシカルなムードやフェミニン&ロマンティックなムードが主流。
注目ワンピース1:マイクロミニ丈
60年代調のシフトドレスのムードやガーリーテイストを演出したマイクロミニ丈ドレスが急増。シフトドレスはハリコシのある素材感やトラペーズシルエットが特徴的だが、ソフトな素材感やAラインシルエット、ウエストをマークしたデザインが目立った。
出典:Trendstop
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注目ワンピース2:シャツ
ハリコシのある素材を用いたAラインシルエットが多く見られた他、ベルトや共布リボンベルトでウエストをマークした着こなしが目立った。また、フラップポケットを胸にあしらったデザインも多かった。
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注目ワンピース3:プリーツ
プリントシフォンなどエアリーな素材にプリーツ加工を用いたフェミニンなドレスが目立った。ミディ丈が主流。コントラストを効かせたカラーのブーツを合わせたり、柄生地で脱クラシカルなムードを演出。
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ニット総括
程良いゆとりのあるサイズ感が主流。シンプルな編み地から複雑な模様を取り入れたジャカード、色や柄のブロッキング、メランジなど、多彩なバリエーションが見られた。
注目ニット1:カーディガン
ヒップにかかる程度のやや長め丈が主流。編み地はシンプルな無地から凹凸のある意匠性の高いもの、柄ニットまで多彩なバリエーションが登場。ベルトを用いたり、ガウン風の共ベルト付きなど、ウエストマークの着こなしも目立った。
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注目ニット2:グラフィカルニットセーター
ミドルゲージ~ローゲージが主流。イラスト調のグラフィカルモチーフは減少傾向。柄×無地や配色の効いたメランジニットのボーダーや、モールヤーン、ジャカードニットなどが登場。
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注目ニット3:ニットトップス
さりげないデザインアクセントを取り入れた、ハイゲージのニットトップスのバリエーションが見られた。フェミニンなムードやセクシーなムードが主流。広がった袖口がポイントのボーダーニット、レッグオブマトンスリーブ、オフショルダー、大胆なカットのラウンドネックなど。
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以上、2020AWのレディース注目ワンピース・ニットでした。
次回も同じくプレフォールコレクションより、2020AWレディースのトップストレンド情報をご紹介する予定です。
どうぞお楽しみに。