About "Style-Lab"

"Style-Lab"は Kuriyama R&D Office(旧、株式会社プレール)が運営するファッショントレンド情報ブログです。最新コレクション情報やマーケット動向、注目ブランド、流行色など、ファッションビジネスに携わる方々に有益な情報をお届けします。

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2013/02/15

【マーケティング】変化する母の日・父の日ギフト市場



当社は約15年に渡り世界四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で即時性の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。

今回は前々回の「有望視される40代未婚男性の消費市場」に引き続き、当社が年2回作成しているマーケット分析レポートより、今後のファッション業界にも影響を与えそうな市場の動向をご紹介したいと思います。


ギフト市場の変化

2008年のリーマンショック以降、先行き不透明な日本の社会経済が与える不安を人と人とのつながりによって解消しようという傾向が見られた。そして、その動きは2011年の東日本大震災以降さらに加速し、幅広い交友関係よりむしろ親しい間柄の人間関係に重きを置く傾向が強まった。その結果、企業プロモーションにおける母の日・父の日ギフトの重要性は高まり、パーソナルギフト市場でもいくつか新たな動きが起きている。


ギフトを贈る人が増えている

丸井グループによる「母の日に関するお客さまアンケート」の調査結果によると、「母の日にプレゼントを贈る」と回答した人は2010年の65%から2011年には76%と11ポイント増加しており、消費者心理が実際に行動へと繋がっている様子が伺える。


ターゲット層の変化

次に注目したいのが、20代~30代の息子・娘から50~60代の父・母へギフトを贈るケースが増えてきていることである。これまでの母の日・父の日ギフト市場の中心には、70代~80代の父母にギフトを贈る40代~50代の息子・娘が中心に据えられていた。当然、企業のマーチャンダイジングも彼らをターゲットとするケースが多く、20代~30代はこの中でカバーしておく、という状況だった。

しかし、現在の20代~30代は自分たちの価値観で「カワイイ」「カッコイイ」と思えるギフトを贈り、父母と共感したいという考えをもっており、40代~50代向けのマーチャンダイジングとは切り分けて考える必要がある。


まとめ

上記のように、母の日・父の日のギフト市場規模が成長している。またターゲット購買層については20代~30代の存在感が高まっているため、従来の40代~50代の顧客とは区別をしたうえで異なるマーチャンダイジングを行うことが重要となる。



以上、拡大・変化するギフト市場のご紹介でした。 今後も時々、このようなマーケット系のネタをご紹介したいと思います。どうぞお楽しみに。

2013/02/01

【2013AW】13年秋冬のマーケット&トレンド展望と注目カラー・流行色


当社は約15年に渡り世界四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で即時性の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。


【お知らせ】2014SS・2014AWトレンド予測セミナー開催!
↓セミナーの詳細はこちら↓

http://blog.preal.com/2013/09/seminar-14ss-14aw-market.html


政権交代や景気動向がファッションにも大きな影響を及ぼす

ファッションは生活者の心理が明確に反映されるため、経済や社会環境の変化がファッションに与える影響は大きい。特に現在の日本市場は、政権交代以降、円安・株高傾向にあり、経済環境が良化しつつある。アベノミクスと呼ばれる政策が短期間で一般生活者の消費意欲を上昇させるとは考えにくいものの、可処分所得の多い、いわゆる富裕層による高額品の消費が積極的になると考えられ、段階的に中間層の意識も変化すると予想される。



トレンドはどう動くか

このようなシーズンでは、新たなリッチトレンドや未来志向のフューチャリスティックトレンドのような新しいトレンドと、保守的な価値観に基づいたクラシックやレトロトレンドがミックスして表現される可能性が高い。ただし、保守的トレンドといっても伝統的で普遍的なトラディショナルスタイルではなく、その表現はファンタジーやフォークロアとミックスした表現になると考えられる。特にヤングを中心とした市場はリッチテイストへの移行が難しいために、新たなカジュアルスタイルを上記のような条件で模索するシーズンとなるのではないだろうか。



2013AWの注目テーマ

このような考えに基づき、今回は2013年秋冬シーズンに向けて、当社が予測するトレンドの中からカジュアル系で注目される2つのテーマについてご紹介したい。


<2013秋冬注目トレンド(1)>


「ダークファンタジー」のイメージ。背景には現実否定と非現実性の表現があり、その手法としてダークでファンタスティックなイメージを表現するトレンド。サブキーワードは「スチームパンク」。バロックやゴシックといったレトロトレンドをベースにパンキッシュで時にはストリートテイストをミックスするニューカジュアル。宇宙をテーマにしたスペースファンタジーにも注目したい。



<2013秋冬注目トレンド(2)>


景気が好転したとしても、ヤング層の可処分所得が急に増加するとは考えにくい。したがって保守的なトレンドは根強い人気になると考えられるが、今シーズンはこれまでのヨーロピアンテイストに加えて、アメリカンフォークに代表されるカントリー&フォークスタイルに注目したい。圧縮ニットやブランケット、コーデュロイ、スエードなどのカジュアルファブリックに、エンブロイダリーやフリンジ、テープアクセントのディティールを取り入れたデザインに注目。インディアンやウエスタンもミックスして、よりアクティブなカジュアルライフを提案するのも良いだろう。




トレンドカラー

2013AWシーズンのトレンドカラーを分析すると、カラー全体は落ち着いた雰囲気が感じられる。中間の色調が多く、グレイッシュ&ミディアムを中心としたカラートレンドとなりそうだ。ただし、日本市場では未だにカジュアルテイストの人気が根強いこともあり、カントリー調のスパイシーなカラーの注目度が高まる可能性もある。またトレンド面で注目される未来志向やミステリアスムードの台頭により、メタリックなカラーも重要性が高まると考えられる。下図は注目すべきトレンドカラーの一部。








以上、2013年秋冬のマーケット&トレンド展望でした。なお、当社はこれらの情報をより具体的に、スタイリングやカラー、素材、アイテム、ディティール等にまで落とし込んだ形でクライアント様へご提供しております。レポートやセミナー形式でのご提供が可能ですので、もしこのような情報に興味が御座いましたら、当ブログ右下のお問い合せフォームや、当社ホームページに掲載されている連絡先よりお問い合せ頂ければと思います。

また、追って当ブログ内でもこれらの情報を部分的に抜粋してご紹介して参りますので、今後もご愛読いただければ幸いです。

2013/01/21

【マーケティング】有望視される40代未婚男性の消費市場


当社は約15年に渡り世界四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で即時性の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。

今回はこれまでのトレンド情報とは異なり、当社が年2回作成しているマーケット分析レポートより、今後のファッション業界にも影響を与えそうな市場の動向をご紹介したいと思います。


増加する40代の未婚率

国内における各年代の婚姻状況について、時系列を追って国勢調査の検証を行うと、2000年から2010年にかけて全ての年代の男女で未婚率が高まっており、「結婚しない人々」が増えていることが分かる。

この未婚者数の増加によって新たな消費市場が生まれると期待され、その中でも、今後は特に「40代未婚男性」が重要な顧客セグメントとなると考えられる。

何故ならば、40代というのは特段大きな支出がない一方で賃金がピークを迎える場合が多く、可処分所得が最大化されやすい年代であり、さらに団塊ジュニア世代と呼ばれる人口の多い層が現在40代に突入し始めているためである。


具体的なデータ



上図は「40代男性の未婚率と未婚人口」をグラフで表したものである。

2010年の未婚率は40歳~44歳(赤線)で28.6%、45歳~49歳(青線)で22.5%で、2010年の40代男性未婚人口は「216.5万人」であり、未婚率・未婚人口とも2000年から大きく上昇した。

今後、2000年から2010年かけての上昇速度で未婚率が上昇した場合、2020年には40代男性未婚率は40歳~44歳で38.5%、45歳~49歳で28.2%となり、未婚人口は2010年より約80万人増の「294.5万人」に達すると推計される。

また、三菱総合研究所によると男性全体の消費額は横ばいの30兆円で、2人以上の世帯を持つ男性の市場規模が減少傾向にあるなか、未婚男性の消費は2010年の17兆1,560億円が2015年に17兆7,450億円へ伸びる見通しであり、さらに「40代未婚男性」に限るとこの5年で19.7%も消費が伸びると試算され、非常に有望な顧客になることがわかる。


「団塊ジュニア世代」の「40代未婚男性」を狙う

団塊ジュニア世代の傾向として、趣味などのこだわるモノゴトには出費を惜しまないメリハリ消費や、ブランドや売場の価値だけでなくコストパフォーマンスへの意識が高いことなどが挙げられる。また未婚男性であることから異性からどう見られるかという部分も重要なポイントとなる可能性がある。このような傾向を的確に捉え、拡大する40代未婚男性市場を狙いたい。


まとめ

上記のように、40代未婚男性をターゲットとした消費市場は有望視され、特に40代に突入しつつある団塊ジュニア世代の消費価値観に即したマーケティングを実施することが重要となる。

保守的とも考えられている団塊ジュニア世代ではあるが、未婚男性に限る場合、消費価値観がアクティブになる傾向があることに注目したい。




以上、有望視される40代未婚男性市場のご紹介でした。 次回もこのようなマーケット系のネタをご紹介したいと思います。どうぞお楽しみに。


2012/12/05

【2013SS/春夏トレンド】リゾートコレクション注目カラー・流行色


当社は約15年に渡り世界四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で即時性の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。

さて、今回はリゾートコレクションから見る注目カラー・流行色についてお伝えします。


■TORY BURCHのブルー

ミントのような淡いブルーからテムズブルー、ネイビーブルーと様々なTORY BURCHのブルーは、洗練されたイメージとのクラシックなイメージを演出している。

出典:Trendstop







■MARK JACOBSのカラフルエスノ

鮮やかなカラーをプリントや先染めで表現しているMARK JACOBSのカラーパレット。花のモチ―フを中心にカラーオンカラーやパターンオンパターンの楽しさが演出されている。

出典:Trendstop






■BGBG MAXAZRIAのブライトカラー

MAXAZRIAは洗練された大人のブライトカラーを提案。強いカラーでありながら、品があり、カジュアルにならないカラーパレットは独特の世界観を演出している。

出典:Trendstop






■BALMAINのパステルカラー

ほどよくシェイドされたBALMAINのパステルカラー。単品コーディネートというよりは春のセットアップに適した大人のパステルカラーとなっている。

出典:Trendstop






■Christian Diorのクラシックカラー

ブラック、ネイビー、ホワイト、オレンジ、レッドと明確に主張する基本色をシャープでモダンに演出するChristian Dior。ベーシックとクリエーションという次のトレンドを予感させる。

出典:Trendstop






■Nina Ricciのピンクー

エレガントで洗練されたピンクのバリエーション。子供っぽくなりがちなピンクを上品に提案するNina Ricciのピンクは春のカラーとして注目。

出典:Trendstop






以上、リゾートコレクション注目カラー・流行色でした。 次回は「7月のショップリサーチから予測するヤング冬のヒットアイテム」をご紹介します。どうぞお楽しみに。

2012/11/15

【2013SS/春夏トレンド】リゾートコレクション10大注目ブランド(Vol3)


当社は約15年に渡り世界四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で即時性の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。

前回の更新から間隔が空いてしまい申し訳ありません。
さて、今回は前回の「リゾートコレクション10大注目ブランド(Vol2)」に引き続き、Vol3として注目ブランド第3~1位をご紹介します。


第3位:Gucci

花をテーマにした様々なスタイルの提案が行われているが、全体的にシンプルでリゾートコレクションらしい着易さが提案されていて好感が持てる。

出典:Trendstop




第2位:Tory Burch

Tory Burchもリゾートコレクションということなのか、若々しさが打ち出されているように見える。デザインはシンプルだが、色の使い方、柄の配置に優れたスタイルバリエーションが展開されている。

出典:Trendstop




第1位:Mark Jacobs

なんと言っても色の組み合わせの美しさが際立っている。カラーオンカラー、パターンオンパターンを組み合わせているにも関わらず、絶妙なバランスを保っている優れたコレクションとなっている。

出典:Trendstop




以上、リゾートコレクション注目ブランドVol3でした。

次回はリゾートコレクションから予測する注目カラーをご紹介します。どうぞお楽しみに。

※リゾートコレクション注目ブランドVol1はこちら
※リゾートコレクション注目ブランドVol2はこちら