About "Style-Lab"

"Style-Lab"は Kuriyama R&D Office(旧、株式会社プレール)が運営するファッショントレンド情報ブログです。最新コレクション情報やマーケット動向、注目ブランド、流行色など、ファッションビジネスに携わる方々に有益な情報をお届けします。

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2014/06/11

【マーケット分析】人口ピラミッドの正しい使い方


当社は15年以上に渡り四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。また消費者の価値観や市場環境の変化など、マーケット分析も実施しています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で鮮度の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。


今回はマーケット分析です。市場の分析を行うにあたり、人口ピラミッドを見て現状把握や将来予測をすることは欠かせませんが、例えば出店計画や売場戦略を策定する場合はどのように人口ピラミッドを見れば良いのでしょうか。

今回は人口ピラミッドの正しい使い方をご紹介します。


人口ピラミッドとは

人口ピラミッドというと、どのようなものを想像するだろうか。最も頻繁に目にするのは下図のような形のものだろう。これは日本の人口ピラミッドで、60代中盤と30代後半に人口の多いグループが存在する。

この形はツインピークス型と呼ばれ、60代中盤が戦後の第一次ベビーブームで誕生した「団塊の世代」であり、30代後半が第二次ベビーブームで誕生した「団塊ジュニア世代」である。なお、本稿で紹介している人口ピラミッドは平成22年の国勢調査に基いて作成されたものであるため、現在は全体的に4歳分上に移動していることになる。

出典:平成22年国勢調査人口等基本集計(総務省統計局)

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「日本」と「東京」の違い

日本全国の人口ピラミッドに対して下図の人口ピラミッドを見ると、形が大きく異っていることが分かる。これは同じ平成22年の東京都の人口ピラミッドである。日本全国との比較における最も大きな違いは、人口が一番多いのが「団塊ジュニア世代」を中心とした40歳前後である点で、人口が多いはずの「団塊の世代」は、実は東京都では少ないことが分かる。

これは東京都の場合、働き盛りのファミリー層が多いことを表している。

出典:平成22年国勢調査人口等基本集計(総務省統計局)

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都道府県によって人口ピラミッドは大きく異る

次の図は秋田県だが、こちらは東京都とは対極的なピラミッドと言えるだろう。特徴的なのは20歳前後で急激に人口の減少が発生していることで、多くの若者が東京などの都会に移り住んでいるためだと考えられる。さらに30~40代もあまり多くなく、人口が多いのは団塊の世代~70代以上のグループとなっている。

出典:平成22年国勢調査人口等基本集計(総務省統計局)

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最後に下図だが、これは滋賀県である。子供の数が多く、20代での人口の流出も少ない。さらに30~40代も多く、非常に安定した形となっている。

出典:平成22年国勢調査人口等基本集計(総務省統計局)

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人口ピラミッドは細分化して見る

このように、単純に人口ピラミッドと言っても、都道府県別に細分化すれば全国平均とは大きく異なった形をしていることが分かる。

また人口は消費者の価値観のように短期間で大きく変動するものではないため、精度の高い将来予測が可能な要素ともいえる。

特にショッピングセンター等を売場として全国展開をするようなブランドであれば、出店計画においてこの都道府県別人口分析は欠かせない作業となるだろう。




以上、マーケット分析「人口ピラミッドの正しい使い方」でした。

次回はアクセサリーのトレンド分析で、秋冬の注目バッグをご紹介したいと思います。

どうぞお楽しみに。

2014/06/02

【カラートレンド分析/2014AW】今年の秋冬シーズンにおける注目カラー・流行色


当社は15年以上に渡り四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。また消費者の価値観や市場環境の変化など、マーケット分析も実施しています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で鮮度の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。


今回はカラートレンド分析です。パステルカラー、ジュエルカラー、グリーンなど2014年秋冬シーズンに押さえておきたい注目カラーをご紹介します。


最注目は「パステルカラー」

コレクションから考えられる今シーズンの注目カラーは色々とあるが、まず第一にピックアップしたいのはパステルカラーとなる。

パステルと一言で言っても、よく見ると2つのグループに分類されると考えられる。1つは春夏シーズンを思わせるような淡いパステルカラーで、代表ブランドは「Miu Miu」である。ピンクやサックス、クリームなどのカラーが中心となり、応用編としてはカオスなイメージのダークカラーとのコントラストな色使いもある。

Miu Miu/出典:Trendstop

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そしてもう1つは、スウィンギング・ロンドンを思わせる「Gucci」のコレクションで提案されたスモーキーパステルカラー。特にシャギーやビーバーなどの冬のコート素材と相性が良さそうなので、昨年に続き今年もコートではこのスモーキーパステルが注目されるのではないだろうか。

Gucci/出典:Trendstop

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その他の注目カラー

次に注目したいのはジュエルカラー。秋冬では毎シーズンのように登場するこのカラーであるが、ディープトーンを中心とした深みのあるカラーは見逃すことができない。

続いて、単色ではやはりグリーンが有力となると思われる。春夏シーズンのボタニカルに続いて、秋冬シーズンは森からインスピレーションを受けたようなテーマでコレクションを行ったブランドも多く、フォレストグリーンは増加すると予想される。

Alberta Ferretti/出典:Trendstop

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今後の期待カラー「赤紫」

今後の期待色として提案したいのが赤紫である。昨年は赤、ワイン、赤茶などのカラーが多かったが、赤から赤紫系のカラーは少なかったこともあり、今シーズンはこの赤紫系のカラーが新鮮に見える。ぜひ注目していただきたい。

Antonio Marras/出典:Trendstop

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以上、2014AWのトレンドカラー・流行色分析でした。

次回はスタイルのトレンド分析をご紹介したいと思います。

どうぞお楽しみに。

2014/05/26

【アイテム分析】春の好調アイテム「ジージャン」、ヒットの背景と今後の展望


当社は15年以上に渡り四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。また消費者の価値観や市場環境の変化など、マーケット分析も実施しています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で鮮度の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。


今回はアイテム分析です。今春のヒットアイテムの一つとなったジージャンについて、ヒットの背景と秋~来年の春夏に向けての展望をお届けします。


「ジージャン」ヒットの背景

今春のヒットアイテムの一つにジージャンがある。デニム素材が復活傾向にあり、インディゴやブリーチされたような薄いブルーのデニムなど、さまざまなデニム商品が市場で展開されている。

今年ジージャンが注目された背景としては、コレクションでクロップドトップスが注目されたことが関係していると考えられる。実際、市場では丈の短いジージャンが数多く見受けられた。

丈の短いジージャンの場合、スキニーパンツとの相性も良いし、逆にフレアーのミディスカートとの相性も抜群であることもヒットの一因となったのだろう。


秋~来年春夏に向けての展望

現在は5月も下旬となりピークは過ぎてしまったが、このアイテムに関しては秋も引き続き注目アイテムとしてマークしておきたい。また、秋にはデニム以外にもスエード素材やコーデュロイ、カット&ソーデニム、さらにはコレクションでフィリップリムが提案していたようなシアリングやボアにも注目したい。

3.1 Phillip Lim/出典:Trendstop

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さらに、来年の春夏まで考えるならば、今年も一部出てきているがまだあまり注目されていないホワイトデニムのジージャンが面白いと思われる。こちらも引き続きマークしておきたい。




以上、アイテム分析「ジージャン」でした。

次回の更新もどうぞお楽しみに。

2014/05/19

【トレンド分析/2014AW】今年の秋冬、アメカジはヒットするか?


当社は15年以上に渡り四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。また消費者の価値観や市場環境の変化など、マーケット分析も実施しています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で鮮度の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。


前回の投稿、「DEWKSと祖父母」より再開しました当ブログ、今後は従来のトレンド分析に加え、マーケット分析やアイテムのヒット予測なども行い、より幅広い情報をお届けできるようにしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

さて、今回はトレンド分析で、コレクションではあまり目立たなかったものの、注目をしておきたい「アメカジミックス」について取り扱いたいと思います。


プレフォールコレクションの動向

2014年秋冬のプレフォールコレクションでシャネルが発表した、インディアンやウエスタンからインスピレーションを得たスタイルは、スタイリングの完成度が非常に高く、カジュアルな中にもシャネルらしいラグジュアリーな要素が組み込まれており注目を集めた。

CHANEL/出典:Trendstop

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CHANEL/出典:Trendstop

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だが、シャネル以外ではプレフォールで同じようなアメリカメンフォークなどをテーマとしたブランドは見当たらず、この時点ではアメカジは有力トレンドとは言えない状況である。


2014AWコレクションの動向

その中で、今年の2月にニューヨークコレクションが始まると、まずポロ・ラルフローレンがインディアンモチーフやスエードフリンジをアクセントとしたランウェイを行い、続いてトミー・ヒルフィガーが雪山を背景にミリタリーミックスのプレッピーなアメリカンガールズスタイルを打ち出した。

TOMMY HILFIGER/出典:Trendstop

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ここでやや兆しが見えたかと思いきや、この後ロンドンやミラノ、パリではこのようなアメカジスタイルがほとんど見受けられなかったため、結局、コレクションだけを見ればアメカジは2014秋冬の有力トレンドには挙がりにくいと思われる。


過去の日本市場の傾向

確かに、コレクションだけを見ればアメカジは有力トレンドとは言えない。

ただし、過去にも何度か同じようなことがあったが、日本市場ではコレクションでの話題性が低くても、アメカジやプレッピー、マリンなどは意外とヒットすることが多い。コレクションとは関係なく、単純に日本人好みのトレンドと言えるのだろう。

コレクションでの印象が薄いため軽視されがちかもしれないが、過去の傾向からすればヒットの可能性は存在する。果たして今年の秋冬、アメカジは来るのか。引き続き市場の動きに注目したい。



以上、トレンド分析「今年の秋冬、アメカジはヒットするか?」でした。
次回はアイテム分析で、「ジージャン」について取り扱いたいと思います。

どうぞお楽しみに。

2014/05/13

【マーケット分析】DEWKSと祖父母


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しばらく更新が途絶えてしまい申し訳ありませんでした。これまでトレンド情報が中心となっていた当ブログですが、今回よりマーケット分析やアイテムのヒット予測などを加え、より幅広い情報をお届けできるようにしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

今回はマーケット分析で、「DEWKSと祖父母」というテーマを取り扱いたいと思います。


3世代消費の拡大

三菱総合研究所によれば、DINKS(共働きで子供を持たない夫婦)の場合、親と同居、隣居または、30分以内の場所に住んでいる比率が約30%であるのに対し、DEWKS(共働きで子供のいる夫婦)の場合には、この数値が約50%まで上昇する。


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この主な要因は子供の存在だと考えられ、育児を祖父母に助けてもらうことができるため、DEWKSの方が親と同居や隣居、近居での生活を選択していると推察される。

近年、3世代消費という言葉をよく聞くようになった。祖父母と近くに住んでいれば、週末などに3世代で買い物や食事に行く機会も少なくはないだろう。消費が上向き、年金受給が始まった「団塊の世代」を中心とした3世代消費への期待は大きく、さまざまな企業がブランディングや売場開発を行っている。


3世代消費に適したエリアとは

さて、ここで考えてみたいのは、3世代消費に適したエリアである。都心部が良いのか、都心から離れた場所が良いのか。先に答えを挙げれば、それはその中間ではないかと考えられる。

都心部だとDINKSには暮らしやすいかもしれないが、祖父母の生活や子供の教育環境といった点では、やや向いていないように思われる。かといって、都心から離れ過ぎたエリアは共働きをする父母の職場までの通勤の負担が大きくなり敬遠される可能性が高い。

このように考えると、職場がある都心エリアからあまり離れず、かつ3世代が生活しやすい、都心近郊~郊外エリアということになり、これらのエリアに存在するSCマーケットなどでは、今後、年金を受給する「団塊の世代」、共働きの「団塊ジュニア世代」、そしてその子供(小学生前後)にあたる「団塊グランチャ世代」の3世代消費に向けたMDの再構築が有効となるのではないだろうか。




以上、マーケット分析「DEWKSと祖父母」でした。
次回はトレンド分析で、アメカジミックスについて取り扱いたいと思います。

どうぞお楽しみに。