About "Style-Lab"

"Style-Lab"は Kuriyama R&D Office(旧、株式会社プレール)が運営するファッショントレンド情報ブログです。最新コレクション情報やマーケット動向、注目ブランド、流行色など、ファッションビジネスに携わる方々に有益な情報をお届けします。

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2013/04/18

【トレンド予測/レディース】2013年春のマーケット動向に見る、夏のキャリア市場ヒット予測



当社は約15年に渡り世界四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で即時性の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。

さて、今回は前回のヤング編に続き、2013年春のマーケット分析結果から夏のキャリア市場ヒット予測をご紹介したいと思います。


ストライプスーツ

太いストライプやボーダーは今シーズン最も注目される柄の1つで、春物では白と黒のストライプが数多く登場している。今後夏に向けては、白に赤や青、イエローなどの2配色ストライプにも注目したい。


出典:Trendstop / Moschino




フィット&フレアードレス

リラックスムードのサックドレスも多いが、きちんと感のあるワンピースとしてフィット&フレアーシルエットのワンピースに注目したい。素材はクリスプ調のハリコシのある素材を使うことで、上品で洗練されたイメージが演出される。


出典:Trendstop / Blugirl




デニム・ダンガリーアイテム

昨年に続き、ライトオンスのデニムやダンガリーなどのコットン素材を使用したリラックスムードのアイテムやスタイルが提案されている。今年はチェックやストライプなどの先染をミックスさせて新しさを演出したい。


出典:Trendstop / Rag & Bone




スウェットアイテム

裏毛やミニ裏毛などのカジュアル素材の人気が急激に高まっている。夏物でもデザインやアイテムを考慮することで十分にマストアイテムを作ることが可能になる。異素材とのドッキングなどによる付加価値演出も重要。


出典:Trendstop / Karen Walker




プリントパンツ

柄物のパンツは今やヤングからミセスまで様々な売場で販売されるアイテムとなっている。チェックやストライプ、ドット柄、花柄、アニマル柄などに加えて、夏はエスニックテイストの柄に注目したい。


出典:Trendstop / Isabel Marant





以上、2013年夏のヤング市場キャリア予測でした。

次回はミセス市場のヒット予測をご紹介する予定です。

どうぞお楽しみに。

2013/03/26

【トレンド予測/レディース】2013年春のマーケット動向に見る、夏のヤング市場ヒット予測



当社は約15年に渡り世界四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で即時性の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。

さて、今回は2013年春のマーケット分析結果から、夏のヤング市場ヒット予測をご紹介したいと思います。


柄素材パンツ

春の立ち上がりでは、太ストライプやヒッコリーなどのストライプ、さまざまな花柄など柄もののパンツがヒットしており、初夏から夏にかけて丈の変化も含めてさらに拡大すると考えられる。


出典:Trendstop / Perter Som




カモフラージュ柄アイテム

モッズコートなどのプロテクトアイテムが再び台頭している中、カモフラージュプリントへの注目度も高まってきている。一般的な迷彩柄に加え、さまざまにアレンジしたカモフラージュ柄での応用が提案される。


出典:Trendstop / Just Cavalli




ネオンカラー

コレクションでも注目されたネオンカラーが今シーズンのヤング市場ではマストカラーパレットとなっている。軽単品アイテム、服飾雑貨などを中心に展開が拡大しており、夏のスポーティー、カジュアルスタイルでもさらに提案が増加すると思われる。


出典:Trendstop / Milly




アニマル柄アイテム

今シーズンはストライプやチェック、花柄など柄物のバリエーションが拡大している。この傾向が夏に向けても注目されるが、再びヒョウ柄やゼブラ柄などのアニマル柄も拡大すると予測される。


出典:Trendstop / 3.1 Phillip Lim




アートプリントTシャツ

トレンドキーワードに「アート」や「ストリート」といった言葉が増加している。ランダムな文字の組み合わせやポップな文字とエレガントな花柄の組み合わせなど、意外性を演出することが重要。


出典:Trendstop / Anna Sui





以上、2013年夏のヤング市場ヒット予測でした。

次回はキャリア市場のヒット予測をご紹介する予定です。

どうぞお楽しみに。

2013/02/28

【2013AW/2014SS】ファッショントレンド・マーケット分析セミナー開催!


当ブログを運営する株式会社プレールより、セミナー開催のご案内です。
2013AW・2014SSのトレンド予測やマーケット動向など、ファッションに関わる皆様がいま抑えておくべき最新情報・重要なポイントをお伝えします。
スタッフ一同、皆さまのご参加をお待ちしております。


※本セミナーは終了致しました。その他のセミナー情報はこちら


【セミナー名・開催日時】
・マーケットストラテジーセミナー(2013/4/9 19:00~)
・コレクションセミナー2013AWレディース(2013/4/10 19:00~)
・ジェネラルトレンドセミナー2014SSレディース(2013/4/25 19:00~)



【4月9日(火)開催】
~ マーケットストラテジーセミナー ~

経済・社会・IT・消費・カルチャー・ファッションなどの幅広い分野で今起こっている、ファッション業界に取って重要な最新のトレンドをレポート。今後のビジネスに活用できる新たな切り口を見出します。

【日程等】
■開催日時:2013年4月9日(火)19:00~21:00
■受講料:12,600円(税込)
※受講料は事前に銀行振込にてお支払い下さい。
(振込先などの詳細はお申込み後にご連絡させて頂きます)

【主なテーマ(一部未定)】
■ファミリー「3世代へのアプローチ」
■キッズ&小中学生「キャラクター市場」
■ヤング「ソーシャルメディアマーケティング」
■ヤング&キャリア&ミッシー「ファッショントレンドの推移と予測」
■男性30代~40代「ファッションを理論的に解釈する世代」
■女性50才前後「アラフィフ女性の行動特性」
■シニア「シニアの欲求の分類してアプローチする」
■その他「ファッション年表」
※内容は一部変更となる可能性があります。

【資料イメージ】



【セミナー会場】
■場所:株式会社プレール1F会議室
■住所:東京都世田谷区深沢2-19-21ガーデンハウス駒沢公園40-D号
http://www.preal.com/company

【お申込み方法】
■下記フォームよりお申込みください。
https://v.rentalserver.jp/preal.com/seminar_entry.html) 



【4月10日(水)開催】
~ コレクションセミナー2013AWレディース ~

レディース向けの2013年秋冬トレンド分析。カラートレンドについても言及します。当社ではテーマやスタイルの分析だけでなく、トレンドの背景と生活者の価値観にも重点を置いた、最新のトレンド提案を行なっています。

【日程等】
■開催日時:2013年4月10日(水)19:00~21:00
■受講料:15,750円(税込)
※受講料は事前に銀行振込にてお支払い下さい。
(振込先などの詳細はお申込み後にご連絡させて頂きます)

【主なテーマ】
■2013SS:コレクションのレビューとキーワード
■2013AW:スタイリング分析/シーズントレンド傾向分析/シルエット&ライン分析/カラートレンド分析/素材・ファブリック分析/パターン(柄)トレンド分析/注目アイテム分析/注目ディティール分析/ファッショングッズ分析

【資料イメージ】



【セミナー会場】
■場所:株式会社プレール1F会議室
■住所:東京都世田谷区深沢2-19-21ガーデンハウス駒沢公園40-D号
http://www.preal.com/company

【お申込み方法】
■下記フォームよりお申込みください。
https://v.rentalserver.jp/preal.com/seminar_entry.html) 



【4月25日(木)開催】
~ ジェネラルトレンドセミナー2014SSレディース ~

レディース向けの2014年春夏ジェネラルトレンド分析。社会背景や消費者心理とトレンドの関連を中心に、1年後にあたる2014SSのトレンド傾向を解説します。

【日程等】
■開催日時:2013年4月25日(木)19:00~21:00
■受講料:12,600円(税込)
※受講料は事前に銀行振込にてお支払い下さい。
(振込先などの詳細はお申込み後にご連絡させて頂きます)

【主なテーマ】
■2014SS:カラートレンド分析1(色相・色調・配色)/カラートレンド分析2(カラーグループ)/メガトレンド(消費者心理・価値観)分析/メガトレンドとジェネラルトレンド/トレンドテーマ/ファッションインフルエンス/スタイリングイメージ/ファブリックイメージ/アイテム&ディティール/ファッショングッズ

【資料イメージ】

※都合により一部画像はモノクロ処理されています。

【セミナー会場】
■場所:株式会社プレール1F会議室
■住所:東京都世田谷区深沢2-19-21ガーデンハウス駒沢公園40-D号
http://www.preal.com/company

【お申込み方法】
■下記フォームよりお申込みください。
https://v.rentalserver.jp/preal.com/seminar_entry.html) 



【講師紹介:栗山志明(株式会社プレール代表取締役)】
ファッション業界を中心とした様々な業態のクライアントに、質の高い情報と独自のマーケティング手法に基づくブランド開発、ディレクション、商品企画などの提案を行う。

1988年~1994年までバンタンデザイン研究所・商品企画講師、1999年~現在までIFIビジネススクール・マスターコース講座主任を担当。

現在は複数の大手百貨店やラグジュアリーブランドでも社外講師を務める。また、大洋交易社主催のコレクションセミナーでは約500席が満席となるなど、そのセミナー内容は業界内で高い評価を受ける。


2013/02/15

【マーケティング】変化する母の日・父の日ギフト市場



当社は約15年に渡り世界四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で即時性の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。

今回は前々回の「有望視される40代未婚男性の消費市場」に引き続き、当社が年2回作成しているマーケット分析レポートより、今後のファッション業界にも影響を与えそうな市場の動向をご紹介したいと思います。


ギフト市場の変化

2008年のリーマンショック以降、先行き不透明な日本の社会経済が与える不安を人と人とのつながりによって解消しようという傾向が見られた。そして、その動きは2011年の東日本大震災以降さらに加速し、幅広い交友関係よりむしろ親しい間柄の人間関係に重きを置く傾向が強まった。その結果、企業プロモーションにおける母の日・父の日ギフトの重要性は高まり、パーソナルギフト市場でもいくつか新たな動きが起きている。


ギフトを贈る人が増えている

丸井グループによる「母の日に関するお客さまアンケート」の調査結果によると、「母の日にプレゼントを贈る」と回答した人は2010年の65%から2011年には76%と11ポイント増加しており、消費者心理が実際に行動へと繋がっている様子が伺える。


ターゲット層の変化

次に注目したいのが、20代~30代の息子・娘から50~60代の父・母へギフトを贈るケースが増えてきていることである。これまでの母の日・父の日ギフト市場の中心には、70代~80代の父母にギフトを贈る40代~50代の息子・娘が中心に据えられていた。当然、企業のマーチャンダイジングも彼らをターゲットとするケースが多く、20代~30代はこの中でカバーしておく、という状況だった。

しかし、現在の20代~30代は自分たちの価値観で「カワイイ」「カッコイイ」と思えるギフトを贈り、父母と共感したいという考えをもっており、40代~50代向けのマーチャンダイジングとは切り分けて考える必要がある。


まとめ

上記のように、母の日・父の日のギフト市場規模が成長している。またターゲット購買層については20代~30代の存在感が高まっているため、従来の40代~50代の顧客とは区別をしたうえで異なるマーチャンダイジングを行うことが重要となる。



以上、拡大・変化するギフト市場のご紹介でした。 今後も時々、このようなマーケット系のネタをご紹介したいと思います。どうぞお楽しみに。

2013/02/01

【2013AW】13年秋冬のマーケット&トレンド展望と注目カラー・流行色


当社は約15年に渡り世界四大コレクションを分析しており、カラー・素材・柄・アイテムなど、20以上のカテゴリ毎に今後のマストトレンドを予測し、クライアント様へ情報提供を行っています。当ブログでは、クライアント様への情報提供後、その内容から一部分を抜粋した形で読者の皆様にお伝えします。 なお、より詳細で即時性の高い情報や、その他ブランド開発・ディレクション作成・商品企画についてのご相談は当社ホームページよりお問い合わせ下さい。


【お知らせ】2014SS・2014AWトレンド予測セミナー開催!
↓セミナーの詳細はこちら↓

http://blog.preal.com/2013/09/seminar-14ss-14aw-market.html


政権交代や景気動向がファッションにも大きな影響を及ぼす

ファッションは生活者の心理が明確に反映されるため、経済や社会環境の変化がファッションに与える影響は大きい。特に現在の日本市場は、政権交代以降、円安・株高傾向にあり、経済環境が良化しつつある。アベノミクスと呼ばれる政策が短期間で一般生活者の消費意欲を上昇させるとは考えにくいものの、可処分所得の多い、いわゆる富裕層による高額品の消費が積極的になると考えられ、段階的に中間層の意識も変化すると予想される。



トレンドはどう動くか

このようなシーズンでは、新たなリッチトレンドや未来志向のフューチャリスティックトレンドのような新しいトレンドと、保守的な価値観に基づいたクラシックやレトロトレンドがミックスして表現される可能性が高い。ただし、保守的トレンドといっても伝統的で普遍的なトラディショナルスタイルではなく、その表現はファンタジーやフォークロアとミックスした表現になると考えられる。特にヤングを中心とした市場はリッチテイストへの移行が難しいために、新たなカジュアルスタイルを上記のような条件で模索するシーズンとなるのではないだろうか。



2013AWの注目テーマ

このような考えに基づき、今回は2013年秋冬シーズンに向けて、当社が予測するトレンドの中からカジュアル系で注目される2つのテーマについてご紹介したい。


<2013秋冬注目トレンド(1)>


「ダークファンタジー」のイメージ。背景には現実否定と非現実性の表現があり、その手法としてダークでファンタスティックなイメージを表現するトレンド。サブキーワードは「スチームパンク」。バロックやゴシックといったレトロトレンドをベースにパンキッシュで時にはストリートテイストをミックスするニューカジュアル。宇宙をテーマにしたスペースファンタジーにも注目したい。



<2013秋冬注目トレンド(2)>


景気が好転したとしても、ヤング層の可処分所得が急に増加するとは考えにくい。したがって保守的なトレンドは根強い人気になると考えられるが、今シーズンはこれまでのヨーロピアンテイストに加えて、アメリカンフォークに代表されるカントリー&フォークスタイルに注目したい。圧縮ニットやブランケット、コーデュロイ、スエードなどのカジュアルファブリックに、エンブロイダリーやフリンジ、テープアクセントのディティールを取り入れたデザインに注目。インディアンやウエスタンもミックスして、よりアクティブなカジュアルライフを提案するのも良いだろう。




トレンドカラー

2013AWシーズンのトレンドカラーを分析すると、カラー全体は落ち着いた雰囲気が感じられる。中間の色調が多く、グレイッシュ&ミディアムを中心としたカラートレンドとなりそうだ。ただし、日本市場では未だにカジュアルテイストの人気が根強いこともあり、カントリー調のスパイシーなカラーの注目度が高まる可能性もある。またトレンド面で注目される未来志向やミステリアスムードの台頭により、メタリックなカラーも重要性が高まると考えられる。下図は注目すべきトレンドカラーの一部。








以上、2013年秋冬のマーケット&トレンド展望でした。なお、当社はこれらの情報をより具体的に、スタイリングやカラー、素材、アイテム、ディティール等にまで落とし込んだ形でクライアント様へご提供しております。レポートやセミナー形式でのご提供が可能ですので、もしこのような情報に興味が御座いましたら、当ブログ右下のお問い合せフォームや、当社ホームページに掲載されている連絡先よりお問い合せ頂ければと思います。

また、追って当ブログ内でもこれらの情報を部分的に抜粋してご紹介して参りますので、今後もご愛読いただければ幸いです。